中学受験 個別指導塾の強み(社会編)

みなさん、こんにちは。
受験ドクター社会科担当の伊達直人です。
社会の学習は順調に進んでいますか?
今回は「中学受験 個別指導塾の強み(社会科編)」についてお話しします。
【集団指導の塾との違い1 授業の進度】
はじめに、集団指導の塾と個別指導の塾の違いを、授業のカリキュラムから見てみましょう。
15人~20人いる集団指導の塾では、授業は年間のスケジュールにしたがって進められます。
たとえば地理ですと、今週は近畿地方、来週は中部地方というように一定の速さで進んでいきます。
近畿地方の知識のインプットもアウトプットもまだ十分でない生徒がかりにいたとしても、集団指導の塾では、授業はスケジュール通りに進んでいかなければなりません。
つまり集団指導の塾では、授業の進度は個々の生徒の理解とは別に決まっているのです。
実は、ここに集団指導の塾の授業について行けない生徒が生まれる理由があります。
集団指導の塾の授業は、近畿地方の次の週は中部地方に機械的に進みますから、近畿地方がまだよくわからない生徒は自分で家で近畿地方を勉強し直して塾の進度に追いつかない限り、近畿地方の知識はいつまでも抜け落ちたままの状態になってしまいます。
もしこれが近畿地方だけではなく、地理全体の知識が抜け落ちてしまっていたらどうでしょうか?
地理全体の知識が抜け落ちている生徒は、やはり自分で家で地理を学習し直さない限り、地理の知識はいつまでも抜け落ちたままの状態になってしまいます。
そしてその間に、集団指導の塾の授業は、地理が終わり、次は歴史、公民と進んでいってしまいます。

 

地理のできない生徒は取り残されたままです。
【個別指導塾の強み1 授業の進度】
他方、個別指導塾の強みは、授業のカリキュラムを生徒の理解に合わせることができることです!
個別指導塾では生徒は講師の隣にいるわけですから、講師は生徒が理解しているかしていないか手に取るようにわかります。
講師の隣にいる生徒が近畿地方について理解していないのに先に進むことはありません。
もし生徒があまり近畿地方についてわかっていないのなら、その生徒がわかるようになるまで近畿地方の説明をし、いっしょに練習問題を行います。
つまり個別指導塾では、授業のスケジュールに生徒を合わせるのではなく、生徒の理解度にスケジュールを合わせるようにしています。
【集団指導の塾との違い2 宿題の出し方と宿題管理】
次に、集団指導の塾と個別指導の塾の違いを、宿題の点からお話しします。
集団指導の塾では、15人~20人の生徒全員に同じ宿題を出します。
集団指導の塾の場合、宿題の内容も量もすべて同じです。
つまり集団指導の塾は、それぞれの生徒の理解度やキャパとは別に生徒全員に同じ内容と同じ量の宿題を出しているわけです。
生徒の理解度に合わない宿題では宿題の意味がありません。
また、生徒のキャパを超えた量の宿題は地獄です。
集団指導の塾の生徒は出された大量の宿題に追い立てられ、出された大量の宿題をこなすこと自体が目的になってしまっています。
大量の意味のない宿題のために、授業を理解するために必要な本当の復習ができないという本末転倒した状況になっているご家庭が多いのではないでしょうか?
実は、ここに集団指導の塾の宿題の問題があります。
【個別指導塾の強み2  宿題の出し方と宿題管理】
宿題の目的は、授業でやったことの理解を深め、知識を定着させることです。
そのためには宿題はそれぞれの生徒の理解度とキャパに合わせる必要があります。
これはちょうど病院で出されるお薬と同じです。
すべての患者さんに同じ種類と同じ量の薬を出すような病院はありません。

患者さんの症状や病気に応じてお薬は調整されます。
本来生徒に出す宿題も生徒に合わせて出さなければなりません。
たとえば、まだ基礎知識のインプットが不足している生徒には、一問一答的な問題を出してとにかく基礎知識を覚えさせるようにします。
一問一答の問題は満点が取れるまで繰り返させます。
基礎知識のインプットがある程度ある生徒には、知識をバラバラに覚えるのではなく、知識と知識を結びつけて解くような問題を宿題に出します。
図表の読み取りなどひねった問題には知識のネットワーク化が必要です。
知識のネットワーク化とは知識と知識を関連付けさせることです。
そのためには、前回紹介した白地図を使った学習法や年表を使った学習法が効果的です。

 

また、生徒がやってきた宿題のチェック、宿題管理の点でも個別指導塾に強みがあります。
集団指導の塾では先生1にでは生徒全員の宿題をすみずみまでチェックすることは物理的に不可能です。
集団指導の塾ではせいぜい生徒が宿題をやってきたかやってこなかったかを見ることくらいしかできません。
他方、個別指導塾では、生徒が宿題のどこの問題で間違ったか、あるいはどこの問題のどこの箇所でミスをしたかまで見ることができます。
授業でその間違った問題や間違った箇所を生徒がわかるまで指導することができます。
つまり個別指導塾の強みは宿題の出し方も宿題管理も隣の生徒に100パーセント合わせることができるということです。
【集団指導の塾との違い3 生徒への接し方)】
最後に、個別指導塾の強みを生徒への接し方からお話しします。
集団指導の塾では15人~20人いる生徒に先生は一斉に同じように話しかけます。
しかし、生徒の中にはモチベーションが高いものもいればモチベーションが低いものもいるはずです。
モチベーションが低い生徒に対しては、先生は授業中にお説教をするかもしれません。
しかし、モチベーションが高い生徒にとって、お説教の時間は意味がありません。

個別指導塾では、そういった無駄な時間はありません。
個別指導塾である受験ドクターでは、さらに生徒のタイプに応じて声掛けや接し方を変えています。
生徒のタイプを①友好型、②外交型、③行動型、④理論型の4つに分けて、子供への接し方を工夫しています。
モチベーションが下がっている生徒に対しても、生徒のタイプによって声掛けを変えなければ効果はありません。
すべての生徒に「がんばれ!」だけでは効果がないのです。
たとえば、「理論型」の生徒の場合には、具体的で科学的根拠のある話が効果的です。

 

「前回のテストでは偏差値が10下がっちゃったね。それは公民の社会保障制度のところがまだ理解していないためだ。だから、2週間後にある組み分けテストまでに、社会保障制度の4つの柱の違いが言えるようにしておこう。そのためにテキストのp123の要点チェックは満点になりまでくりかえしておこう!」
【社会保障制度】
社会保障制度とは憲法第25条の生存権を実現させるための制度です。
生存権とは、「健康で文化的な最低限度の生活を営む」権利です。

 

社会保障制度には4つの柱があります。
1 社会保険
2 公的扶助(生活保護)
3 社会福祉
4 公衆衛生

1の社会保険とは国が行っている保険です。
社会保険は国が国民から社会保険料を集めて、必要な人にお金を給付をしたり、サービスを提供したりしています。
社会保険の中に、年金保険、健康保険、介護保険などがあります。
生命保険は入っていないことに注意しましょう。

 

2の公的扶助は生活保護とも呼ばれます。
収入の少ない人や収入のまったくない人に国がお金を支給します。

3の社会福祉とは身寄りのないお年寄りや両親のいないこどもなど社会的な弱者を救済するのが目的です。

4の公衆衛生は伝染病の予防や集団検診など保健所が中心になって行われいます。